今回は、求人情報に記載されている年間休日数や有給休暇について、記事を書かせていただきます。
年間休日数や有給休暇の支給も、企業によってかなり違いがあります。さらに、業種によっても明らかな違いがありますが、入社した後はず~っと影響するので、しっかりと確認すべきです。企業側の従業員に対する価値観も垣間見えると思います。
年間休日は120日が一つの基準
年間の土日祝日は、土日が104日・祝日が16日・お正月の三が日(元旦は祝日として計算)と、単純に合計すると、104 + 16 + 2 = 122になりますね。祝日が土曜日だったりすると、その分減りますが、完全週休2日の場合、有給休暇なしで、基本120日以上となります。
会社によっては誕生日休暇や○○休暇のような、その会社独自の休暇を設けていたりします。大企業や優良企業であるほど、休日数は多い傾向にあります。
新卒の方や独身の方だと、別に休日はいつでもいいや~。と思われるかもしれないですが、将来的に子供が生まれたり親の介護をするようになったり地域で自治会があったり現在は影響がなくても、近い将来影響する可能性は十分に考えられると思います。
年間休日数は、普段の日常生活に大きな影響がありますし、会社の従業員に対する手厚さも計れると思います。少し先を見通した上で、判断した方がいいと思います。
派遣系の会社でよくあるのが、派遣先の影響を考慮して、土日に派遣元に出社させて、事務手続きやミーティングを行う会社があります。休日出勤で代休も無いですが、求人情報には完全週休2日と記載されている場合があります。これには注意が必要ですね。面接の時等に確認することをお勧めします。
そして有給休暇についてまずは、有給休暇がどのタイミングで、どのくらいの日数もらえるのか。有給休暇の取得も労働基準法との兼ね合いもありますがここも企業によって様々です。
入社した月によって増減はありますが、入社後にすぐに有休を取得できる企業もあれば、入社後半年してようやく取得できる企業もあります。
勤続年数によって、だんだん年間の有給休暇の取得日数が増えて行く会社も多いですね。それと、有給休暇をどこまでストックできるのか。いわゆる最大何日まで溜めておけるか。ここも、会社によって違いがあります。
有給休暇の取得方法もいろいろ
そして、注意してほしいところが、有給休暇の取得方法です。私の実際の経験ですが、メールで簡単に連絡して取得できる会社もあれば、会社で書類を提出して上長の承認印を何人分も回してようやく承認されるとか、午前・午後の概念がなくて1日全休しか取得できない、という会社もありました。
例えば、体調が悪いけど無理して出社してみたが、やっぱり辛いので午後帰ることにしました。午後休暇を利用して、有給休暇の消化は0.5日としたいところですが、会社に半休という概念がなくて、有給が1日消化されてしまった。朝から休めば良かったのに、損してしまった。なんてことになってしまいます。
そして、ゴールデンウィークやお盆休み、年末年始の確認です。ここも、企業によってかなり違いがあります。特にお盆休みは、違いが大きい場合が多いので、しっかりと確認しておきたいところです。
ここは派遣系の場合、派遣先の大企業がお盆を1週間休むので、それに順じて9連休なんていう会社もありました。実質、月~金曜日の5日のお盆休みと土日で挟んで9連休です。
もちろん、これも派遣会社の方針次第なので、派遣先を全く考慮しない派遣会社も普通にあります。その場合は、派遣元の休暇規定になりますので、9連休なんて取れるはずもなく、お盆休みは3日間という会社が多かったです。
転職先に派遣系の会社を考えている場合は、派遣先とどこまで休暇が連動するのか、というのも事前に調べたいポイントですね。
年間休日数や有給休暇というと、仕事に直接関係ないように思われがちです。私の周りでも、入社してから「そういうシステムなんですか~」と、全然気にしないで入社してくる人を沢山見てきましたが、企業によって違いが大きい部分でもあるので、しっかり確認した方が宜しいかと思います。
繰り返しになりますが、手厚いほど優良企業の期待値は上がると思います。