今回は、求人情報に記載されている資本金について書かせていただきます。ページのタイトルに分かりやすく資本金編としましたが、もう少し幅を持たせて会社の基盤的な部分を見てみる。という記事を書かせて頂きます。
プロフィール等の記事で既に告知済み?ではございますが、私はエリートではないです、はい。よって大企業は無理です、はい。なので、「資本金○○億円」なんて会社は対象外でございます。とはいっても資本金が多いにこしたことはないですよね。
ここで資本金が多いからといって、優良企業とは限らない。なんて情報はいくらでもありますよね。逆に資本金が少ないからといって、優良でないとは限らない。なんて記事も沢山ありますね。要は資本金だけ切り取ってみても、その企業の価値をはかれるとは限らない。ということですよね。
会計学的な見地?簿記3級の知識?というか、財務諸表の貸借対照表の勘定科目の「資本金」だけ見ても、優良企業の判断材料のほんの一部に過ぎない。ということですよね。
話がだいぶ横道にそれてしまいました。本題に戻しましょう。それでは、求人情報の資本金から何を読み取るのか?
結論から言うと、私は企業の成熟度だと思います。はぁ~?企業の成熟度?って思われそうですが、企業の成熟度と企業の柔軟性って、密接な関連性があると思います。
企業の成熟度が高いと、企業の柔軟性が低くなりがちだと思っています。社内の慣習や社風や待遇等が確立されている場合が多い。
私が狙っているのは中小企業やベンチャー企業です。成熟度が高い場合、あまり宜しくない社風や待遇を継続している場合が多い気がします。
中小やベンチャーの場合、創業者の個性が会社全体に影響することが多いと思います。創業間もないベンチャーだと、最新のビズネススタイルを意識していることが多いので、就業時間がフレックスとか、インセンティブ制度とか、勤怠管理の電子化だったりとか、例を並べるとどんどん出てきます。最新環境での創業ですからね。
ところが成熟度が高い場合、創業からかなり月日が経過している。一昔前の文化。9:00~17:30勤務。年功序列。幹部も高齢者ばっかり。タイムカード(ガッチャン)。社長は創業者でカリスマ。取り巻き幹部は社長のイエスマン。例を並べるとキリがないです。という場合が多々あります。
もちろん、絶対的な法則とは言いませんよ。でも、意外と多いんです。けっこう有名な非上場企業、CMなんか時々見かける。なんて会社でこんな会社が実際にあります。
私の過去の経験で、社内システムの請負の業務関連で内部情報をもらって、ビックリしたことがありました。今は何時代なんだ?昭和30年くらいか?三丁目の夕日のロケなのか?社員はみんなエキストラさんなのか?
ちょっと言い過ぎました。失礼しました。
私だったら、今更昭和の会社に入社したくないですね。あれ?資本金編じゃなかったっけ、この記事?ということで、じゃ~資本金から昭和度数?をどうやって見極めるのって話です。
まず、始めに書いたとおり、資本金だけを見るわけではありません。「資本金」「創業年度」「従業員数」そして、できれば、「資本金の推移」です。
「資本金の推移」は。会社の沿革に記載されている場合が多いですよね。色んなパターンがありますが、まずは
- ○A社
- 資本金…少ない
- 創業年度…新しくない
- 従業員数…少数
- 資本金の推移…創業時からあまり変化してない。
- ⇒来年大丈夫ですかね?
- ○B社
- 資本金…それなり
- 創業年度…新しくない
- 従業員数…それなり
- 資本金の推移…段階的に増資している
- ⇒なかなか良さそうに見えますが、昭和度が気になりますね。
- ○C社
- 資本金…少ない
- 創業年度…新しい
- 従業員数…少ない
- ⇒まだわからないが、多角的な情報を収集する価値アリ。
- ○D社
- 資本金…多い
- 創業年度…新しい
- 従業員数…少ない
- ⇒是非、入社したいですね。
C社パターンは、預言者か投資顧問じゃないと今後の将来性は分からないと思いますが、私がB社とC社で選ぶならC社を選びます。
昭和生まれですけど、昭和はの社風は辛いです。D社パターンは、上場企業の分社化とか、部門の独立してできた関連会社とか、上場企業の社内ベンチャーで設立とか、株主と出資割合なんかを確認すると、バックに物凄い大企業があったりすることがあります。
入社の条件も本家の会社より緩めだったり、それでいて福利厚生が本家と全く同じだったりします。基本、私もD社を大本命にしています。しかし、そうそう求人が出ませんし、やっぱり内定は簡単ではありません。というわけで、資本金の推移、創業年度から、会社の昭和度を分析するという記事でした。
最後まで、お読み頂き、ありがとうございました。