前回のお話は如何だったでしょうか。
こちらは参考になりましたか?
今回も引き続き会話編・EP2として書かせて頂きます。
前回のお話で面接担当者が誰なのか
- ①人事、総務等
- ②配属される部署関連系
- ③専門スキルの管理者等
- ④役員、偉い人系
とパターンを考えて
①人事、総務等の場合ということでお話させて頂きました。
今回は②からお話をさせて頂きます。
それでは、面接担当者が②配属される部署関連系の場合。
②のパターンの場合、細かく言うと更に3つに分かれると思います。
②-A、あなたを後輩メンバーとして迎えて、OJTをする人の場合。教育係的な人の場合。
②-B、あなたを仲間として迎えて、対等に協力して業務を遂行したい場合。
②-C、現在、業務上問題を抱えていて、あなたに救世主として活躍してもらって、自分を助けてもらいたい場合。
Aの場合、あなたの教育係なので、あなたに求められるのは素直さと従順さです。自分を積極的に売り込むよりは、相手の話を静かに一通り聞く。途中で質問とかを挟まない、
聞き上手になることが有効だと思われます。
Bの場合、あなたを対等な仲間にしたいので、共通の話題を見つけて相手の話に乗って、会話が弾むようなイメージが有効だと思われます。
Cの場合、困っている問題を解決してもらって自分が楽になりたいと思っているので、自分のスキルを余すところなくアピールする。この人ならやってくれるかもしれない、という
期待感を持たせられるようにするのが有効だと思われます。
しかし、Cの場合はリスクも大きいので、ギャンブル性が高いと思っちゃいます。私は自信ないですね~。上手く行けばヒーローですが、失敗すればあなたの株は大暴落します。蓋を開けてみないと(業務内容を確認しないと)分からないので危険な気がします。
そして、面接担当者が②配属される部署関連系の場合は、入社後に一緒に業務を遂行すると考えられるので、この場合は
こちらでお話した「昭和度」をチェックできるチャンスだと思います。
面接の会話の中で、「一日の業務フローを教えてもらえますか?」と質問してみるとよいでしょう。
え~と、朝8:50に出勤して、朝礼して、スピーチして、社訓の唱和をして、ラジオ体操して、今日の業務予定を発表して、会社の玄関を掃除をして…。
ムムム…。クーッ。見えました、私の未来が…となったりするかもですね。
そして、面接担当者が③専門スキルの管理者等の場合や部門のTOPの場合。
この場合も、②のパターンと少し似ていると思われます。
③-A、あなたに、技術力を期待する場合。いわゆる、エキスパート型として、技術力を確認したいと思っている場合。
③-B、あなたに管理者としての能力を期待する場合。いわゆるマネージャー型として、マネジメント能力を確認したいと思っている場合。
③-C、あなたにAとBの両方を期待する場合。いわゆるプレイングマネージャー型として、適正を確認したいと思っている場合。
Aの場合、IT系でなければノウハウ的なものや日頃こんなことに注意して業務してきました。とか、専門性ならではの経験談などがアピールしやすいと思われます。
IT系の場合、意外と難しいんですよね。IT系って守備範囲が広すぎます。ジャンルを並べだすと、大きなサイトが一つできちゃうくらい説明が難しいです。はい。
ピラミッド構造でもあるし、ピラミッドの種類がどっさりあるし…。ほんの一部を説明すると、例えばNW系エンジニアのピラミッド。
- 運用、監視、評価
- テクニカルサポート
- ヘルプデスク
- 設計、構築
- プロジェクトマネージャー
ざっくり言うと、こんな感じですかね。ピラミッドの種類で言えば、サーバー系エンジニアとか、開発系エンジニアとか、開発系でも業務支援系とかゲームアプリとか、データーベース系とか。まぁ~色々ありますね。
それと、一番見えにくいのが社内SEという業務。これは、企業によってとことんバラバラです。
まず、何がバラバラって、何でも自前で作る会社があったりします。お金かけたくなくて、全部自社開発したいんですね。
コストパフォーマンスを考えると、必ずしも外注する方が高いとは限らないですけど。
時々見かけませんか、
募集要項に「スーパーマン募集」
応募条件「空を飛べる人」
はぁ~?そんな人、現実的に無理でしょう?いるわけないない。
これでもかというくらいに、様々なジャンルの全ての工程ができる人を募集してるらしい…。
かと思えば大企業に多いですが、何でもかんでも外注。
あなたにやってもらいたい業務は管理だけ、工程管理、進捗管理、○○管理、とにかく管理。
両極端ですが、職種としては両方とも社内SEだったりします。
すいません。また話がそれましたね。それでは元に戻してIT系でAの場合、エキスパート型として技術力を確認したいケースは、やはり技術力アピールですね。
規模感、ボリューム感、期間、という具合にこんな大きな案件に携わりました。こんな長期間の大プロジェクトでした。というのが王道ですね。
ここで、ちょっと小ネタを挟みましょう。
私の経験談ですが、技術部門の管理者だからと言って、必ずしも技術に明るいとは限らない。という場合も多々ありました。
いくら技術力をアピールしたいからといって、専門用語を羅列してしまったり、マニアックな話をしすぎてしまうと相手が不愉快になってしまうことがあります。
相手は部門のトップ、それなりの地位の方です。日常業務で大勢の社員たちが、崇め奉っているはずです。
面接の場だとしても、本人は日常業務の一環です。プライベートではありません。
専門的な話を膨らませる場合は、くれぐれも相手の誘導があってから始めた方が賢明です。自分から、専門的な話題を振らない方がいいと思います。
私も、空気が読めずに技術的な話を喋りまくって結局ドン引きされて、話し終わってから空回りに気付いた…。なんてこともありました。
そしてBの場合、マネジメント能力を確認したいケースですね。
この場合わかりやすい指標として、過去にマネジメントしたことがある人数や規模。こんなプロジェクトをこんなポジションで、このくらいの人数をマネジメントしてました。お決まりのトークですね。
ここでオリジナリティのある、こんな対策を掲げました。こんな提案をしました。こんなやり方で進めました。なんて説明できると好評価だと思います。
面接担当者をなるほどね~と。唸らせましょう。
そしてCの場合、プレイングマネージャー型として、適正を確認したいケースです。
私の場合、このケースならもう辞退ですね。
②-Cと似たような回答になってしまいますが、相当厳しいですね。
②-Cの場合は、現場レベルでの問題ですが、③-Cということは、会社の事業レベルでの問題とも考えられます。スーバーハイリスクと考えます。
そう、ハイリスクなので成功すれば、スーパーヒーローです。
しかし、失敗すれば失職してjobhopperとして私とお友達になれるかもしれません。そのときは、宜しくね!
あぁ、すいません。調子に乗ってしまいました。
プレイングマネージャーを全否定するわけではないです。はい。
しかし、あなたは新しい会社に入社するわけですよね。創業メンバーなら、プレイングマネージャーは当然あり得るし、夢や希望に満ち溢れます。
なぜなら、自分たちで起業してるんですから。
でも、あなたは転職して既存の組織に後から参加するんですよね。そこでいきなり一人二役からスタートです。
会社はよほど急成長していて人手が足りないか、離職率が高すぎて人員不足か、組織が脆弱なのに経営側が対策をとっていないか、ざっくりこのパターンのどれかだと思います。
今時、急成長しすぎは可能性が低いですよね。
要するにベンチャーを起業したら、とたんに大ブレイクして人手が足りなくなった。というシナリオは想定しずらいです。
ある程度の社員数や創業年数があれば、ポジティブな人員不足は起きにくいのではないでしょうか。
毎年新卒採ってるだろうし、事業計画だってあるんでしょうから。社内で新規事業を立ち上げるにしても、プレイングマネジャーを募集するのは、ちょっと不自然だと思います。
プレイヤーかマネージャーのどちらかの募集なら全然問題ないと思います。
というわけでCの場合は、「ハズレてしまった~」とと諦めて、面接担当者に話を合わせる。というのが私の対応です。
もちろん、肯定的に受け止めるのであれば、AとBの内容をバランスよく話す。というのが一番ベターだと思いますよ。はい。
一番ベター?変な言葉ですね。エントリーナンバー1番。
滑りましたね。スイマセン。昭和のギャグでした。
また、今回の記事も長くなってしまいました。無駄な記事が多かったですかね?そんなこと言わないで下さいね。
こんな記事でも、読んで下さる方が、ちょっぴりいらっしゃるみたいです。とっても、嬉しいです。
一人でも読んでくれる方がいらっしゃる限り、記事を書いていきますよ。はい。
あなたの就職・転職活動を応援しています。
というわけで、面接対策 会話編、面接担当者が④役員、偉い人系の場合は、次回書かせて頂きます。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。